トレーラーハウスの内装は自由にカスタマイズできる？素材や間取り・事例を紹介

トレーラーハウスをせっかく購入するなら使い勝手や雰囲気など、内装を理想的に仕上げたいですよね。

本記事ではトレーラーハウスの内装に採用できる素材や、間取りについて解説します。

また今後の参考にしていただけますよう、トレーラーハウスの内装事例を10選ご紹介しますので、ぜひご覧ください。

トレーラーハウスの内装を理想的に仕上げたい！ まずは基本をチェック

内装を考え始める前に、トレーラーハウスに関する以下3つの知識を深めておきましょう。

トレーラーハウスのつくり トレーラーハウスのサイズ トレーラーハウスの主な用途

順番に解説します

トレーラーハウスのつくり

トレーラーハウスは、シャーシという名のタイヤの付いた骨組みの上に建物を乗せたつくりをしており、牽引によって移動します。

以下の条件を守ればトレーラーハウスは車両と見なされ、基本的に設置できる場所の制限はありません。

いつでも移動ができる 特別な器具を使用しなくてもライフラインを着脱できる 法に準じて公道を走れる

たとえば建物を建てられない農地や市街化調整区域にも、行政からの許可さえ得られれば住めるのです。

家ごと移動できるつくりによって自由にどこへでも住めるところは、トレーラーハウスがもつ大きな魅力といえるでしょう。

トレーラーハウスのサイズ

トレーラーハウスを購入する際は、非常に幅広いサイズから選べます。

たとえば1人で住むような8畳ほどの小型サイズから、大人数で利用可能な30畳を超える大型サイズまで、さまざまな広さのトレーラーハウスが販売されています。

利用する人数や用途に合わせて柔軟にトレーラーハウスのサイズを選べるので、狭さを感じることなく広々とした空間を楽しめるでしょう。

トレーラーハウスの主な用途

トレーラーハウスは個人・法人にかかわらず、以下のように多種多様な用途で利用されています。

個人	法人
増築 セカンドハウス 子ども部屋 読書部屋 仕事部屋 収納場所 アトリエ 介護住宅	事務所 レストラン 商談ルーム リゾート施設 カフェ 美容室  社宅 ワークショップ

個人でトレーラーハウスを使用する場合は自宅として使用したり、趣味の場として活用したりできます。

事業で利用する場合も、飲食や美容などさまざまな職種での活用が可能です。

トレーラーハウスへの投資も注目されており、たとえ導入初期の用途として使用する機会がなくなったとしても、その後の活用方法に困ることはないでしょう。

トレーラーハウスの内装は自由度が高い

せっかく購入するならトレーラーハウスの内装は、自分の思い描いたコーディネートを楽しみたいですよね。

ここからはトレーラーハウスの内装について、以下3つの項目を解説していきます。

トレーラーハウスでできること トレーラーハウスでは一般住宅と同じ素材を使用できる トレーラーハウスでできる間取り

順番に見ていきましょう。

トレーラーハウスでできること

トレーラーハウスには「できないこと基本的にはない！」といっても過言ではありません。

電気やガス・水道などのライフラインが整っているので、トレーラーハウスでは以下のような住宅と同じような設備が使用できます。

照明（ダウンライトやLEDなど） ユニットバス シャワー システムキッチン 冷蔵庫 洗面台 トイレ エアコン 24時間換気 コンセント

トレーラーハウスでもお風呂や調理は問題なくでき、冷蔵庫によって食べ物も安心して保管できます。

生活に欠かせないトイレは下水道や浄化槽と接続して、臭いが気になることなく一般的な家庭のように水洗トイレが利用できます。

空調もエアコンや24時間換気によって完備され、いつでも心地よい空間で暮らせるでしょう。

さらには水槽やピザ窯の設置までもが可能なので、事業内容に合わせてトレーラーハウスの内装を施せます。

トレーラーハウスでできることは限りなく、「こんなトレーラーハウスの内装にしたい！」という思いが叶えられるでしょう。

トレーラーハウスでは一般住宅と同じ素材を使用できる

トレーラーハウスに使用されている床材やクロスなどは、一般住宅と変わりません。

車内の内装には好みの材質を選べるので、お気に入りの雰囲気にコーディネートが可能です。

たとえば内装にパイン材やヒノキ材を使用すると、肌触りが良く自然の温かみを感じられるでしょう。

事業をしている場合、フローリング材に土足対応のものを選ぶと、お客さまが入店の際に靴を履き替える必要がありません。

注意点として車両であるという性質上、石やタイルなど移動の際に割れる可能性がある材質の使用は避ける必要があります。

しかしトレーラーハウスの内装には使えない素材より、選択できる素材のほうが圧倒的に多いといえます。

そのため、選ぶときには「たくさんありすぎて決めきれない！」という、うれしい悩みにつながってしまうこともあるかもしれません。

トレーラーハウスでできる間取り

トレーラーハウスは、間取りを自由に決められます。

住まいとする場合、寝室やトイレ・お風呂場が仕切られていることはもちろん、リビングやダイニングキッチンまで分けられます。

ロフトを作れば物置や趣味の部屋として、広々使用できるでしょう。

事業としてカフェを経営する場合は、ウッドデッキを併設して座席数を確保する方法があります。

ほかにも事務所として応接スペースを設けたり、化粧室・給湯室を設置したりも可能です。

トレーラーハウスの広さに対して利用するおおよその人数は、以下の表を参考にしてください。

	住まい	事業
15平方メートル4.5坪9畳	1～2人	3人
20平方メートル6坪13畳	2人	4人
28平方メートル8.5坪17畳	2人	6人
35平方メートル10坪20畳	3人	7人
36平方メートル11坪22畳	3人	7人
41平方メートル12.5坪25畳	4人	8人

トレーラーハウスのタイプによっても利用人数は異なるので、あくまでも目安の広さです。

どのような用途で使用するかによって、トレーラーハウスの間取りや広さを考えましょう。

トレーラーハウスの内装事例10選

最後はトレーラーハウスの内装について、10通りの事例を厳選しましたので、ご紹介していきます。

別荘

別荘として、沖縄にトレーラーハウスを購入されたお客さまの事例です。

ダークブラウンの外観に、白の扉を合わせたシックな色合いが夕日に映え、飽きることなく眺めていられます。

内装にはコの字型のキッチンを採用しており、上のロフトで空間の無駄をなくしています。

お風呂の壁面は、グレージュカラーで落ち着いた印象が感じられますね。

自宅の離れ

自宅の離れにトレーラーハウスを設置されたお客さまの事例を紹介します。

白一色の外壁で明るく、開放感溢れる外観です。

トイレはもちろん水洗で、一般住宅と変わらず過ごせます。

トレーラーハウスの特徴である長方形をしたリビングは、あえて多くの家具を置かずシンプルですっきりとした内装に。

考え事をしたり、家族と談笑したりするのにぴったりな空間ですね。

店舗

店舗としてのトレーラーハウス活用事例を紹介します。

ダークな色合いの外壁に、ライトが美しく映えています。

お客さまをもてなせるよう、客席は広めのソファやウッドデッキでくつろげる場所に。

お風呂やキッチンも完備された内装によって、店舗なのに高級ホテルかのように過ごせてしまいます。

カフェレストラン

カフェレストランとして利用されているトレーラーハウスの内装事例です。

木材を主に使用したトレーラーハウスは、温かみのあるやわらかなデザインです。

カフェレストランだからこそ、内装に広いキッチンは欠かせません。

ブラックを取り入れて引き締まる印象に。

客席は室内のほかに、ウッドデッキも。

目に入るグリーンが美しく、癒される空間で食事を楽しめます。

宿泊施設

トレーラーハウスを宿泊施設として活用している事例を紹介します。

ブルーの外壁にブラックのアクセントを取り入れた外観は、すっきりとした佇まいです。

内装はダークな色合いで統一されており、重厚感ある雰囲気に仕上がっています。

大きな窓からは緑豊かな外の景色が眺められ、普段と違う場所を感じさせる「非日常」のつくりです。

バスタブはラウンド型でおしゃれに。

窓を開ければデッキとつながっているので、外で遊んだあとに室内を通らずそのままお子様をお風呂に入れられる、子連れにもうれしい内装です。

チーズケーキ店

トレーラーハウスでチーズケーキ店を開業された事例です。

白い外壁は清潔感があり、レンガと合わさり洋風の雰囲気です。

一般的な建物と変わらないので、来店する方の多くはトレーラーハウスとは気づかないかもしれませんね。

店内の内装は白いクロスと木材を使用して、温かみを感じられる居心地の良い空間になっています。

イタリアンレストラン

テラス席が広く、開放感あるイタリアンレストランの事例です。

こちらのお店は当初トレーラーハウス1棟で開店後、客足が途絶えずあとから2棟目を追加しました。

簡単に増築できるところは、トレーラーハウスのメリットです。

トレーラーハウスには「できないことはない！」ので、内装にピザ窯まで設置できます。

カウンター席やテーブル席など、客席数が充実しています。

数多く設置されたダウンライトの色合いで提供される食事を、さらにおいしく感じさせてくれるでしょう。

ヨガスタジオ

ヨガスタジオとして、トレーラーハウスを導入した事例です。

ブラックの外壁にダークブラウンのウッドデッキを合わせて、落ち着いた外観です。

トレーラーハウスの設置場所は海の目の前。

設置場所を選ばないところは、トレーラーハウスならではのメリットでしょう。

室内は全面、白のクロスで明るい内装に仕上げています。

日の光がきれいに反射して、気持ちよくヨガができそうですね。

学習塾

トレーラーハウスで学習塾を運営している内装事例を紹介します。

トレーラーハウスの大きな窓が印象的な外観です。

室内は大人数での授業はもちろん、個室で面談できるスペースまでしっかり確保できる間取りに。

エアコンも完備され、勉強にしっかり集中できる快適な空間ですね。

アトリエ

自宅の敷地内にアトリエとしてトレーラーハウスを活用する事例です。

外観はあえて大きく主張せず、シンプルに。

室内の内装は制作スペースを確保するため、キッチンやトイレ前の洗面台など必要最低限の設備のみ設置しています。

多くのものを置かない内装によって、制作に集中できるこだわりの空間です。

トレーラーハウスの内装を自分好みに仕上げるならオーダーメイドできるパークホームズへ

本記事ではトレーラーハウスの内装について、素材や間取り・事例までお伝えしました。

トレーラーハウスを購入したら「内装をどのように施そう？」「どこまでカスタマイズできる？」と、悩んでしまいますよね。

記事の事例でもおわかりいただけるように、トレーラーハウスの内装はご相談次第で希望を叶えられます。

トレーラーハウスを専門的に取り扱っているパークホームズでは、外観から内装までオーダーメイドできますので、ぜひご相談ください。