キャンピングカーと迷ったらトレーラーハウス!違いから選び方まで徹底解説


トレーラーハウスとキャンピングカーって何が違うの?いろいろな場所で生活したいけど、どっちがいいのかな
どちらも移動できる車両、トレーラーハウスとキャンピングカーについて、このようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事は、トレーラーハウスとキャンピングカーの違いから選び方まで解説します。
どちらが自分に合っているのか、お悩みの方はぜひご覧ください。
トレーラーハウスとキャンピングカーの違い


トレーラーハウスとキャンピングカーは似ているようで、以下の違いがあります。
- エンジンの有無
- 利用目的
- 住民票の取得
- ライフラインの供給方法
- 価格
順番に解説します。
エンジンの有無
どちらも自動車に区分されるトレーラーハウスとキャンピングカーの大きな違いは、エンジンの有無です。
トレーラーハウスはシャーシという車体のうえに家があるつくりをしており、エンジンがないことから自走できず、牽引されて移動します。
750kg以上のトレーラーハウスなら移動に牽引免許が必須となり、所有していない場合は専門の業者へ依頼する必要があります。
一方キャンピングカーは寝泊まりできる設備を備えた自動車で、エンジンがあるので、自走が可能です。
運転免許さえあれば、移動できます。
利用目的
トレーラーハウスとキャンピングカーの利用目的は、次のような違いがあります。
| トレーラーハウス | キャンピングカー |
|---|---|
| 設置場所にある程度定住する | 移動しながら旅をする |
トレーラーハウスも移動できますが、基本的にはその土地に一定期間住み続ける目的で使用します。
住まいとしての快適性と安定性に優れているので、トレーラーハウスは居住空間としての質の高さが魅力です。
対してキャンピングカーは決まった場所にとどまるのではなく、長期的な旅行や遠出をしたときに快適に寝泊まりするために利用されます。
住民票の取得
トレーラーハウスとキャンピングカーは、住まいとして利用する場合に、住民票を取得できるか否かにも違いがあります。
住居として利用されることの多いトレーラーハウスに住む場合は住民票を取得でき、その土地に住んでいることを証明できることはもちろん、行政サービスや権利も享受できます。
一方キャンピングカーは移動目的として利用する車両のため、住居として利用する場合でも住民票の取得はできません。
そのためキャンピングカーを生活拠点とする場合は、実家や知人の住所などを借りて住民登録をする必要があります。
ライフラインの供給方法
ライフラインの供給方法は、トレーラーハウスとキャンピングカーで異なります。
トレーラーハウスは電気やガス、水道、インターネット回線まですべて一般的な住宅と同じようにライフラインを接続できます。
ただし車両としてトレーラーハウスが扱われるには、ライフラインを「工具無しで着脱できる」という条件があるため、ガスにおいては都市ガスではなくプロパンガスを利用するのが一般的です。
反対に、キャンピングカーは一般的な住宅と同じようにライフラインを接続することはできないため、以下のような方法で供給します。
| ライフライン | 供給方法 |
|---|---|
| 電気 | 車両に搭載したバッテリーや外部電源に接続する |
| 水道 | 車両に搭載した給水タンクへ水を溜める |
| ガス | 車両にプロパンガスを搭載する |
| インターネット回線 | モバイルWi-Fiや車載用のWi-Fiルーターを設置する |
安定したライフラインを求めるなら、キャンピングカーよりトレーラーハウスが確実です。
価格
トレーラーハウスとキャンピングカーは、価格が異なります。
| トレーラーハウス | キャンピングカー |
|---|---|
| 500万円~ | 300万円~ |
大きさがコンパクトな分、キャンピングカーのほうがトレーラーハウスより価格を抑えやすいです。
ただし近年キャンピングカーの価格は、上昇傾向です。
車種や設備の充実度によっては1,500万円に上るケースもあるため、トレーラーハウスとキャンピングカーのどちらが安いかは一概にはいえないでしょう。
その点、トレーラーハウスは一般的にキッチンやお風呂、トイレなどが標準仕様となっているので、コストパフォーマンスを考慮するとキャンピングカーより優れている可能性もあります。
以下の記事ではトレーラーハウスの内装について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。


トレーラーハウスとキャンピングカーの共通点


トレーラーハウスとキャンピングカーには複数の違いがありますが、次のような共通点もあります。
- 市街化調整区域へ設置できる
- 建築確認申請がいらない
- 固定資産税がかからない
順番に解説します。
市街化調整区域へ設置できる
トレーラーハウスとキャンピングカーは、市街化調整区域へ設置できます。
| 市街化調整区域:都市計画法にもとづき、市街化を抑制し、農地や緑地などの自然環境を保全すべきと定められた地域 |
市街化調整区域では住宅や商業施設などの建築・開発行為が制限されていますが、トレーラーハウスとキャンピングカーは車両であることから対象となりません。
ただし、トレーラーハウスを市街化調整区域に設置して長期的に住み続けるには、原則として行政の許可が必要になるので、事前に問合せておきましょう。
建築確認申請がいらない
トレーラーハウスとキャンピングカーは、建築確認申請が不要です。
| 建築確認申請:建物を新築・増改築するときに、法や条例などの基準に適合しているか審査を受ける手続き |
トレーラーハウスとキャンピングカーは車両であるため、設置するときに建築確認申請は不要となり、細かな手続きや手数料などがいりません。
一般的な住宅と異なり基礎工事も不要のため、さまざまな場所へ設置しやすいのはトレーラーハウスとキャンピングカー、どちらにも共通する魅力といえるでしょう。
以下の記事ではトレーラーハウスの設置場所について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。


固定資産税や不動産取得税がかからない
トレーラーハウスとキャンピングカーは、固定資産税や不動産取得税がかかりません。
固定資産税や不動産取得税は建物にかかる税金のため、車両のトレーラーハウスとキャンピングカーには発生しないのです。
ただし、トレーラーハウスとキャンピングカーは自動車に関連する、以下のような税金がかかります。(トレーラーハウスは大きさによる)
- 自動車税
- 環境性能割
- 重量税
以下の記事では自動車税を含む、トレーラーハウスの税金について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。


トレーラーハウスとキャンピングカーのどちらを購入すべき?判断ポイント


ここまでトレーラーハウスとキャンピングカーの違いや共通点について解説してきましたが、自分にはどちらがいいのか決めかねている方もいるでしょう。
トレーラーハウスとキャンピングカーのどちらを購入すべきか、判断ポイントは定住期間と生活拠点の有無です。
その場所にある程度定住する予定の方や、実家や知り合いの家など生活拠点にできる場所がない方であれば、トレーラーハウスが適しています。
トレーラーハウスは長期的な滞在に適したつくりであり、その場所に住民登録もできるためです。
対して車で移動しながらさまざまな場所へ行きたい方や、生活拠点にできる場所のある方ならキャンピングカーが利用目的に合っています。
自身が不在のときに公的通知が届いても、きちんと知らせてもらえるので安心でしょう。
トレーラーハウスとキャンピングカーのどちらを購入すべきか迷ったときは、判断ポイントを参考に検討してみてください。
迷ったらトレーラーハウス!圧倒的な自由度の高さで理想のライフスタイルが叶う


ここまでトレーラーハウスとキャンピングカーの違いや、選ぶときに参考にしていただきたい判断ポイントをお伝えしましたが、本記事がおすすめするのは断然トレーラーハウスです!
トレーラーハウスにはキャンピングカーにはない圧倒的な自由度の高さがあり、理想のライフスタイルを叶えやすいです。
たとえば住居としてトレーラーハウスを活用すると、広いリビングにキッチンや水洗トイレ、手洗い場など必要な設備を一式そろえられ、一般的な住宅となんら変わらない生活を送れます。


設置場所は行政の許可さえ得られれば、海沿いや農地を含む田園風景のある自然豊かな土地など、さまざまな場所へ設置できるので、トレーラーハウスを別荘として活用することも選択肢の一つです。


一般的な住宅と変わらず、トレーラーハウスの内装は自由。
暖房一つをとってもトレーラーハウスならエアコンはもちろんのこと、床暖や薪ストーブなども設置でき、灯を眺めながらゆっくりとした時間を過ごす…という生活も叶えられてしまうのです。


今住んでいる場所とは違う土地で、理想として思い描いている生活スタイルがあるのであれば、ぜひ一度トレーラーハウスを検討してみてはいかがでしょうか。
トレーラーハウスとキャンピングカーでお悩みならパークホームズへご相談を


本記事では、トレーラーハウスとキャンピングカーの違いから選び方まで網羅的に解説しました。
トレーラーハウスとキャンピングカーには複数の違いがあり、どちらにすべきか迷われたときは、定住期間と生活拠点の有無をもとに検討すると失敗しにくいです。
ただし、自由度の高さから、キャンピングカーよりトレーラーハウスのほうが理想的なライフスタイルを叶えやすくおすすめです。
弊社パークホームズではトレーラーハウスを専門的に取り扱っておりますので、少しでも気になると感じた方は、ぜひお問い合わせください。











