プレハブを離れにするメリット・デメリット!すべてカバーするならトレーラーハウス


プレハブで離れを作るのってどうだろう?メリット・デメリットを比較しながら考えたいな



離れを作って自分だけの空間が欲しいなあ。プレハブならコストや内装とか、理想的な感じで建てられる?
離れを作りたいとお考えの方のなかには、このようにプレハブの設置を検討している方もいるでしょう。
そこで本記事では比較検討できるよう、プレハブを離れにする場合のメリット・デメリットを解説します。
さらにプレハブのメリット・デメリット面をカバーできる、トレーラーハウスについても紹介しますので、ぜひご覧ください。
プレハブを離れに考えるなら、まずは「離れ」の法規制を知っておこう


プレハブを離れにしたいとお考えなら、まずは「離れ」の法規制について理解しておきましょう。
たとえ自分の敷地内であっても、許可なくプレハブを設置して離れを作る行為は、法律違反になるからです。
そもそも離れとは母屋と同じ敷地内に建てられた家のことを意味しますが、建築基準法に「離れ」という言葉はありません。
離れの正式名称は「別棟」といい、敷地内への増築や建築、プレハブの設置をお考えの場合も、建築基準法や条例に適合しているかチェックするために別棟の建築確認申請を出す必要があります。
とはいえ建築確認申請は一般的に施工業者が手続きをしてくれるので、建築主が自ら申請することはありません。
しかし建築確認申請を出すにあたり建築基準法上の注意点として、1つの敷地内に1つの住宅しか建てられないという規定があります。
プレハブで設置予定の離れが住宅であると自治体から認められてしまうと、敷地内への設置はできないのです。
建築基準法における「住宅」について明確な定義はありませんが、キッチンやバス、トイレといった水回りが備わっているかが目安となります。
どの程度水回りがどこまで揃っていると住宅に該当するのかは自治体によって異なり、キッチンやバス、トイレが完備されたら住宅とするケースや、キッチンとトイレだけで住宅とするケースもあり、さまざまです。
そのためプレハブを離れにするのであれば、「離れ」の法規制を知っておく必要があり、どのような条件下であれば設置できるのか自治体に確認をしておかなければなりません。
プレハブを離れにするメリット


ここからは実際にプレハブを離れにした場合にどのようなメリットがあるのか、以下3つを解説していきます。
- 低コストで建てられる
- 工期が早い
- 品質が安定している
順番に見ていきましょう。
低コストで建てられる
プレハブは使われる住宅資材が安く、かかる人件費が少ないので、低コストで建てられます。
プレハブの住宅資材は工場で一括かつ大量に生産されるので原価を抑えられ、工程のほとんどが工場でおこなわれます。
建築作業に熟練の職人を必要とせず、現場での作業時間も少なくすむので、結果的に人件費も削減できるのです。
プレハブの坪単価70万円程度が目安ですが、一般的な在来工法で離れを作ると坪単価90万円~100万円くらいとなり、仮に12坪ほどの離れを作るとなれば300万円前後の差が出ます。
離れにかかる建築費用を抑えられるとその分内装にこだわることもできるため、プレハブの低コストで建てられる点は大きな魅力といえます。
工期が早い
プレハブは柱や梁、壁や床といった住宅資材を工場で生産するため、現場では組み立て作業だけとなることから、工期が早いです。
住宅の種類 | 工期目安 |
---|---|
プレハブ | 2~3ヶ月程度 |
木造住宅 | 4~6ヶ月程度 |
一般的な在来工法と違い天候にも左右されにくいため、プレハブなら計画通りに建築作業を進めやすいです。
品質が安定している
プレハブの品質は安定しており、住宅ごとのばらつきがありません。
工場で徹底管理されながら同じ品質で作られ、現場に運ばれる前にも厳しい品質検査を受けるため、プレハブの住宅資材は精度が高いです。
一方在来工法では自然の住宅資材を用いるほか、職人の技術によっても仕上がりが変わってしまうため、品質は必ずしも同じではありません。
プレハブなら均一の住宅資材で職人の技量や現場の状況に左右されにくく、一定の品質を維持できます。
プレハブを離れにするデメリット


プレハブを離れにすると以下のようなデメリットもあるので、あらかじめ把握しておきましょう。
- 設計の自由度が低い
- 土地によってプレハブを建てられない
順番に解説します。
設計の自由度が低い
プレハブは設計の自由度が低く、好みのデザインにすることは難しい傾向にあります。
工場で生産される規格化された住宅資材を使用するため、離れを作るにあたって希望条件をすべてかなえることは難しいでしょう。
間取りのカスタマイズも難しいため、プレハブを離れにするならシンプルな画一的なデザインになると理解しておいてください。
土地によってプレハブを建てられない
プレハブは建築予定の土地の状態によって、建てられない場合があるので知っておきましょう。
規格化された住宅資材を使って組み立てるため、狭小地や変形地ではプレハブの設置が難しい場合があります。
必ずしも自身の土地がプレハブの設置に向いているとは限らないことから、事前に施工業者へ現地調査を依頼して確認してください。
プレハブを離れに考えているならトレーラーハウスがおすすめ


プレハブを離れとしてお考えであれば、トレーラーハウスがおすすめです。
トレーラーハウスとはシャーシと呼ばれる車体のうえに住宅が載った構造をしており、牽引によって移動ができます。
以下のような一定の条件下でトレーラーハウスを設置し、行政によって建築物に該当しないと判断されれば車両と見なされるため、プレハブと異なり建築確認申請は不要です。
- いつでも移動できる
- 水道やガス・電気などを工具なしで着脱できる
- 公道を法に準じて移動できる
次の章からはトレーラーハウスを離れにする場合の具体的なメリットを紹介するので、見ていきましょう。
トレーラーハウスのメリット


トレーラーハウスを離れにするメリットは、以下のとおりです。
メリット |
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建ぺい率や容積率の制限を受けない 固定資産税がかからない プレハブより費用を抑えられる 1~3か月で設置できる さまざまな場所へ設置できる 用途が多い 不要になったら売却できる |
トレーラーハウスは車両であることからプレハブのような建築物と異なり、建ぺい率や容積率への影響なく居住スペースを拡大できます。
建築物に該当しなければ固定資産税もかからず、以下のようにプレハブより費用を抑えられる点も大きな魅力です。
プレハブを設置するときの費用目安 | トレーラーハウスの費用目安 |
---|---|
設置費用:20畳で1,400万円前後 (木造か鉄骨・鉄筋でも変動) | ![]() ![]() |
キッチン:90〜400万円 | |
トイレ:70〜200万円 | |
浴室:75〜250万円 |
さらにはキッチンやバス、トイレが標準装備としてトレーラーハウスに付いていることから、仕事部屋や趣味の部屋などどのような用途にも使え、内装のカスタマイズまで自由自在です。
トレーラーハウスならプレハブにできないことが、実現できてしまうのです。
以下の記事ではトレーラーハウスのメリットについて詳しく解説していますので、参考にしてください。




トレーラーハウスのデメリット


トレーラーハウスにもデメリットはあるので、知っておきましょう。
デメリット |
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都市ガスの使用は難しい 地盤が柔らかいと沈むので設置が難しい 運搬費用が高い 道を通れなければ納車が難しい |
トレーラーハウスはライフラインの着脱が容易でなければらないので、都市ガスの使用は基本的に難しく、プロパンガスが一般的です。
また移動はできるものの運搬費用に数十万円かかるケースも多く、細い道は通れないことから経路の制限があります。
とはいえプレハブを離れとすれば住宅に該当させないためにキッチンとトイレ、バスのすべてをそろえること自体が難しく、一度設置すれば移動も困難です。
トレーラーハウスとプレハブのあらゆる面を比較しながら、どのように離れを購入するか検討してください。
プレハブの離れをお考えならその前に!ぜひ一度トレーラーハウス専門店「パークホームズ」へ


本記事ではプレハブで離れをお考えの方に向けて、メリット・デメリットやトレーラーハウスの紹介をしました。
プレハブで離れを作ると費用を抑えながら早く設置できる一方で、理想の間取りやデザインにすることは難しく、土地の状況によっては設置できないケースもあります。
しかしトレーラーハウスなら、プレハブの画一的なデザインとなってしまうデメリットをカバーでき、税制面やコストなどさまざまなメリットがあるので、比較しながら検討してみるといいでしょう。
弊社パークホームズはトレーラーハウスを専門に取り扱っておりますので、「プレハブとの違いが気になる」「トレーラーハウスって実際どんな感じ?」と気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。